国民年金・厚生年金「みんなの受給額」と「天引きされるお金」は?

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国民年金や厚生年金は、丸々受け取れるわけではありません。天引きされた金額が入金となりますが、ご存知でしたか。

また、天引き(特別徴収)対象者には条件があります。ちなみに天引き対象者以外は、納付書での納税(普通徴収)となります。

「どのような条件の対象者が、どのような税金を、いくら天引きされるのか」。大手都市銀行にて17年間、個人の資産運用業務に従事した筆者より解説します。

国民年金、みんなのひと月の受給額は?

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まずは年金の種類についておさらいしましょう。日本の年金制度は2階建てといわれています。

上記の図を見て分かる通り、1階部分の国民年金は日本国内に住む20歳以上60歳未満の全員が加入しています。自営業やフリーランス、扶養内パート、専業主婦の方は国民年金のみです。会社員や公務員、一定規模以上の企業で一定条件を満たしたパートの方などは2階部分の厚生年金にも加入しています。

それでは、まず国民年金のひと月の受給額について、厚生労働省年金局の「厚生年金保険・国民年金事業年報 令和元年度」を確認していきましょう。

国民年金【男性】年金月額階級別老齢年金受給権者数
~1万円未満…1万2693人・1万円以上~2万円未満…6万803人・2万円以上~3万円未満…22万1983人
3万円以上~4万円未満…70万6206人・4万円以上~5万円未満…134万5582人
5万円以上~6万円未満…312万4529人・6万円以上~7万円未満…849万4551人
7万円以上…38万1323人

国民年金【女性】年金月額階級別老齢年金受給権者数
~1万円未満…6万6247人・1万円以上~2万円未満…24万4695人・2万円以上~3万円未満…74万63人
3万円以上~4万円未満…226万4161人・4万円以上~5万円未満…336万406人
5万円以上~6万円未満…454万1337人・6万円以上~7万円未満…598万7227人
7万円以上…144万306人


国民年金については男女の差はさほどありません。毎月およそ5万円ほどの受給となります。

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執筆者
柴又 順平

専修大学・経営学部を卒業後、株式会社三井住友銀行に入社。おもに富裕層向けに、約17年間資産運用コンサルティング業務に従事。投信、保険、債券、住宅ローン、遺言信託、資産承継など、幅広い金融商品の取り扱いが可能で深い知識を有している。キャリアの途中からは管理職として部下の育成にも関わる。現在は、金融IT企業で個人向け資産運用のコンサルティング業務を行う。大手行で得た抜群の信頼感と安定感から、顧客からの支持も高い。AFP(Affiliated Financial Planner)、一種外務員資格(証券外務員一種)、プライマリーPB(プライベートバンカー)資格を保有。