今後の動向に注目

金融資産残高を項目別に比較すると、「現金・預金」は2020年でもマイナスに転じていないものの、「株式等」「投資信託」では大きく減少していました。新型コロナウイルス感染症の影響により、投資を控えた動きが見られます。

ただし、2021年1-3月期より「株式等」「投資信託」のいずれも大きく増加しており、同じコロナ禍においても今年に入り変化が目立ちます。それには新型コロナウイルスが広がった当初よりも治療法がいくつか見えてきたこと、ワクチン接種が進んだことも一因でしょう。今後どのように情勢が変化するかはまだ先行き不透明ですので、引き続き動向を見ていきましょう。

参考資料

宮野 茉莉子