コリアンダー
- セリ科
- 一年草
- 草丈20~50センチ程度
- 秋に適した作業:種まき
移植に弱い
アジアンブームの影響で人気がでたコリアンダー。別名パクチーともいい、スーパーでも見かけるようになりました。
パクチーは栽培が難しい植物。60%程度の発芽率なので、ガーデナー泣かせの植物です。種から育てるのが難しい場合はポット苗が販売されているので、苗から育てるのもいいでしょう。
ただし、パクチーは移植を嫌う植物です。植え替えるときは、土や水などの準備はあらかじめしておき、根を触らないで植え付けましょう。
スーパーで販売しているコリアンダーは根付きのものもあります。ひげ根が生えていて、根が長く残してあるようなものだと、うまく活用すれば水耕栽培できる場合があります。
種は潰して給水させると発芽率アップ
種をまく場合、まさに秋が適期。根が深く伸びるので、浅鉢以外の鉢に直接まくのがおすすめです。パクチーは移植を嫌いますので、鉢へ直に種をまくようにします。ばらまきでもすじまきでも構いません。
パクチーの種はまりのような球形。種まき前に種を少し潰し、一晩給水させておくと、発芽しやすくなります。土はうすくかけるくらいで大丈夫です。
発芽後は日当たりのよいところで育てましょう。
葉がやわらかいうちに収穫
パクチー独特のかわいい芽が出てきます。適度に間引いて、隣の株と接触しないように間引きます。間引き菜もおいしくいただけます。間引く時は、他の株の根を傷めないようにハサミを使いましょう。
順調に育ってきて20センチくらいになれば、外葉から順次摘み取っていきましょう。成長するにしたがって、茎や葉が固くなってきます。やわらかいうちに切り戻しも兼ねて収穫しましょう。
まとめにかえて
お家時間が増えたことで、なにか新しいことを始めたいと思っている方に家庭菜園はぴったり。十分なスペースがなくても、日当たりのよいところがあれば、植物は十分に育ちます。
収穫は少ないかもしれませんが、とれたてハーブの新鮮さは格別です。匂いも風味も強く、料理も一気にレベルアップすること間違いなしです。
失敗しても、再びチャレンジできるのが家庭菜園の楽しいところ。ハーブ栽培で育てて収穫する楽しみを味わってみませんか。