朝晩、涼しくなってきた今日このごろ、家庭菜園もそろそろ秋支度の季節になりました。

寒くなってくると、野菜のなかには寒さに耐えきれず枯れてしまうものも少なくありません。一方、室内で育てるのであれば、寒さで枯れることなく長く楽しむことができます。

室内でも育てられるのであれば、一年を通して栽培を楽しめますね。

本日はガーデニング歴20年の著者から、オススメのハーブを3種の特徴を紹介します。種からでも苗からでも栽培できる元気なハーブばかりです。初心者にもオススメなので、さっそく一緒にみていきましょう。

バジル

  • シソ科
  • 一年草または多年草
  • 草丈30~90センチ
  • 秋に適した作業:苗の植えつけ

寒さに弱い

バジルソースやピザやパスタ、アジア料理のトッピングとしてもおなじみのバジル。本来は多年草なのですが、熱帯原産のため寒さに弱く、日本の外気温では越冬することができません。

気温がぐっと下がる日があると、枯れてしまうので、秋に育てる場合は早めの収穫や室内でも暖かい場所に置いておくのがおすすめです。

秋は苗から育てるのがおすすめ

今の時期は種から育てるより、苗を買ってきて植え付けるほうが手軽です。ホームセンターや苗を販売している花屋さんで100~200円程度で販売されています。購入したら、鉢に植え替えます。

鉢植えだとコンパクトに育ちます。直径が25センチくらいの鉢なら、苗の大きさにもよりますが、2~3本ほど一緒に植えてもよいでしょう。

摘心で収穫量アップ

バジルは先端をきる「摘心」をすると、わき芽が伸びて収穫量が増えます。花が咲くと風味がおちるので、花を利用しない場合は切ってしまいましょう。

本来バジルは水が大好きな植物ですが、室内だと水やりの調整が難しくなります。水のやりすぎは根腐れの原因にもなりますので、土を観察しながら適度に水をあげるようにします。

朝晩が寒くなり始める今の時期は、収穫量はあまり多くないかもしれません。それでもトッピングにする量くらいは収穫できるでしょう。

種から育てたバジル。触っただけで手に香りがうつる。