収入からどれくらい貯蓄しているか

年収600万円の世帯では、収入からどれくらい貯蓄をしているのでしょうか。金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和2年)」から、年収500~750万円を参考に見ていきます。

年収500~750万円未満の年間手取り収入からの貯蓄割合

  • 5%未満:7.0%
  • 5~10%未満:17.9%
  • 10~15%未満:24.5%
  • 15~20%未満:7.2%
  • 20~25%未満:11.5%
  • 25~30%未満:1.6%
  • 30~35%未満:4.0%
  • 35%以上:1.6%
  • 貯蓄しなかった:19.9%
  • 無回答:4.6%

平均:10%

貯蓄した人のみを見ると、多い順に「10~15%未満」「5~10%未満」「20~25%未満」で、平均は10%です。

気をつける点としては、所得税や住民税、社会保険料などが引かれた「手取り収入」からの貯蓄割合になること。手取り額は個人差があるので一概に言えませんが、総支給金額の75~85%程度になることが多いようです。

年収600万円の手取りが80%とすると、480万円。貯蓄割合の平均10%なら、年間48万円の貯蓄です。貯蓄割合が20%なら、年に96万円と約100万円近くに。ただこれはひとりの年収を想定しているため、世帯年収となるとまた変わるでしょう。