定年後も働く？60代以上「働く世帯」と「無職世帯」の貯蓄を比較

自分で働くとともに、お金に働いてもらおう

60代以降の働き方については、どう働くかとともに、いつまで働けるかと悩む人も少なくないでしょう。理想と現実はまた異なるものですから、考えていたよりも早く仕事を辞める可能性もあります。

ただし老後資金のことを考えれば、やはり働いていると安心感はあります。老後の働き方として一つ考えたいのが、自分だけでなく、お金にも働いてもらうこと。投資信託や保険、株式といったもので、お金を育てていく方法です。

もちろん資産運用を行うには、相応の知識やスキルが必要になります。ただ一度学んでみれば、働くことが体力的に厳しくなっても、運用は続けることが可能です。

投資の中には、毎月積み立てることで、長期的に投資をしてリスクをおさめる方法もあります。年齢に合わせた投資方法もあるので、まずは無料動画を見たり、オンラインセミナーに参加したりして、情報収集をしてみるといいでしょう。

自分も働き、お金にも働いてもらうと、老後資金への安心感も出てくることでしょう。

参考資料

• 総務省「家計調査報告（貯蓄・負債編）－2020年（令和２年）平均結果－（二人以上の世帯）」（2021年5月18日）
• 日本労働組合総連合会「高齢者雇用に関する調査2020」（2020年1月30日）

宮野 茉莉子