どのように老後に備えるか

それでは、どのように老後の不足する金額を準備していけば良いのでしょうか。

人によって様々な方法が考えられますが、その1つに「お金にも働いてもらい、資産を大きくしていく」資産運用が挙げられるかと思います。

老後のための資産運用には、特に3つのポイントがあります。

  1. 長期…長い期間を使って運用することで、リターンを安定させる効果が期待できます。
  2. 積立…ドルコスト平均法によって、購入価格のブレを抑えることができます。
  3. 分散…1つの投資先に集中するのではなく、投資先を分散しリスクを軽減させます。

近年は、「つみたてNISA」や「イデコ(iDeCo:個人型確定拠出年金)」が登場し、老後の資産形成に役立つ税制優遇制度も充実してきました。

これらの制度が、自分に合うかどうかを検討してみることから始めてみるのもいいのではないでしょうか。

おわりにかえて

今回はシニア世代の貯蓄状況と合わせて、老後の備えについてお話してきました。

みなさんの中には「資産運用に興味はあるけれど、一歩踏み出せない…」という方もいるかと思いますが、最近では無料のマネーセミナーや相談会が数多く開催されており、投資ビギナーの方にも優しく教えてくれます。働く世代で時間がない場合でも、オンラインを活用する方法もあります。

まずはこうした方法で情報を集めてみてはいかがでしょうか。

参考資料

岡崎 泰輔