厚生年金を受給する場合
厚生年金に加入されている場合は、国民年金よりも受給額は手厚くなります。しかし、現役時代の収入には及ばない額であることは忘れないでおきたいところです。
こちらも国民年金同様、「繰下げ受給」によって公的年金を増やす工夫が取れますので、検討されるものいいでしょう。
5年繰下げると年金額は42%も増額されます。
ただし、繰下げ受給を選んだ場合は、受給スタートまでの生活費をどう補うかも考えなくてはなりません。仕事による収入は60代以降から大きく下がることが一般的です。
老後資金は「自助努力」で準備する
「人生100年時代」に老後を過ごす私たち現役世代。国民年金・厚生年金、いずれの加入者であっても、老後資金を「自助努力」で準備していく必要があるといえそうですね。
そこで私からのお勧めは資産運用の検討です。資産運用といってもやみくもに投資をするのではなく、長い人生におけるアクシデントに備える保障の確保も実はポイントになります。
つみたてNISA、iDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)、民間の個人年金保険などを組み合わせて活用していくことも検討されるとよいかもしれません。