年収600万円台世帯の実態。「貯蓄」はいくらある?
まずは「年収600万円台」の勤労世帯の貯蓄額とその内訳です。
総務省「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2020年(令和2年)平均結果-(二人以上の世帯)」を参考にまとめました。
■年収600万~650万円世帯
- 平均年収:622万円
- 平均貯蓄額:1209万円
〈貯蓄の内訳〉
- 金融機関:1177万円
・通貨性預貯金:412万円
・定期性預貯金:376万円
・生命保険など:263万円
・有価証券:126万円
- 金融機関外…32万円
■年収650~700万円世帯
- 平均年収:672万円
- 平均貯蓄額:1229万円
〈貯蓄の内訳〉
- 金融機関:1191万円
・通貨性預貯金:405万円
・定期性預貯金:316万円
・生命保険など:330万円
・有価証券:140万円
- 金融機関外:37万円
年収600万円世帯の平均貯蓄額は1200万程度で、そのうち約65%にあたる金額を銀行預金(通貨性預貯金・定期性預貯金)で保有しているという状態でした。
また、平均年収の高い650~700万円世帯の方が、「預金・定期預金」よりも「保険・有価証券」に資産を振り分けている割合が多いこともわかります。