貯蓄に差がつく原因は何か

「60代の貯蓄事情」のところで見て頂いたデータによると、金融資産保有世帯では貯蓄が3000万円以上の世帯が24%いる一方で、1000万円未満が合計で38.7%もいます。

60代になっても約4割が貯蓄1000万円以下というのが現実です。

種類別金融資産で一番割合が大きかったのが預貯金ですが、コツコツと貯金だけしていても60代までに大きな資産を作ることは中々簡単ではありません。

例えば30歳のひとが60代になるまでに3000万円を作ろうとすると、毎月約8.3万円の貯金をし続ける必要があります。

同じ30年間でも別の方法を使えば、月々3万円で同じお金を作れる可能性があります。

ポイントは複利を使うことです。

複利は、運用において投資元本から得られる利益を手元に受け取らずに、元本に再度組み入れて運用を継続することで、元本を雪だるま式に大きくする方法です。

この複利を活用して、年率6%平均で30年間運用することで計算上は毎月3万円積立てるだけで、3000万円という大きなお金を作ることが出来ます。