老後資金だからこそ、「時間を味方につける」!
老後資金の必要性は感じていても、家族構成やライフスタイルは人それぞれですし、収入を急に上げるというのも難しいですよね。そこで人生3大支出である「教育費・住宅ローン・老後資金」の特徴をみてみましょう。
教育費・住宅ローンの場合、「いつまでに、いくら貯める」という目標額や期間が明確です。この2つに関しては計画的に対応されている方も多いのではないでしょうか。一方で残りの一つの老後資金は、目標額・期間ともに見えにくいですよね。その点も、イマイチ本気で用意できない理由の一つでしょう。
ただし、目の前の教育費や住宅ローンとは違い、老後資金は人生の最後に使うものです。準備期間が長期に渡るからこそ、その時間を活かすこともできます。
長期間に渡るからこそ、日々の貯蓄や節約の積み重ねはやはり効果的。まずは固定費を減らしたり、ストレスのたまらない自分に合った節約法を見つけたりしてみるのもいいですね。工夫をしながら、少額でも良いので「月にいくら貯める」と決めて貯めると安心感にも繋がります。
また、低金利時代の今は資産運用を取り入れるのも一つ。「リスクが怖い」というイメージの資産運用ですが、長期的に投資をするからこそリスクを抑えられるという特性もあります。そういった点では、老後資金の準備の手段として向いているでしょう。
今は資産運用の無料動画やオンラインセミナーなどもあり、一昔前よりもさまざまな方法で情報収集が可能です。老後資金については、さまざまな方法から準備をするといいでしょう。
参考資料
宮野 茉莉子