女性に多い？厚生年金「月10万円未満」の人はどれくらいいるか

妻が国民年金のみの場合は？

夫婦であれば、夫の厚生年金もあるので生活に困る印象はないかもしれません。

女性の厚生年金の平均月額は約10万円ですが、パートでも厚生年金に加入していない方、フリーランスの方、専業主婦の方は国民年金のみです。

国民年金の平均月額を見てみましょう。

平均額：5万5946円

夫が会社員で、妻が扶養内パートやフリーランス、専業主婦の場合、毎月貰える年金額は以下の通りです。

男性の厚生年金の平均月額16万4770円+女性の国民年金の平均月額5万3699円=21万8469円

年金を月約22万受給できるなら、生活できるという印象があります。

しかし生命保険文化センターの調査によると、夫婦2人の老後の日常生活費で最低限必要な月額は平均22.1万円。妻が国民年金のみだと、最低限の生活費でも赤字でしょう。

趣味や旅行を楽しんだり、子や孫に資金援助したりと、ゆとりある老後のために必要なお金は平均で毎月36.1万円必要に。

夫婦で会社員であっても、月の年金は26万7929円です。

妻が国民年金のみでも、厚生年金に加入していても、年金以外に老後資金を用意する必要があると分かります。