これで緊急事態宣言が東京、大阪など6都府県、まん延防止等重点措置が合計13道府県に適用されることになり、外食チェーン店などでは経営へのさらなる影響が懸念されます。

一方、業種業態によっては業績が好調な企業も多いため。個別の好業績銘柄を中心に物色されそうです。

もみ合いが続くが、下値はしっかり

先週の日経平均の値動きをテクニカル面から振り返ってみましょう。前週末30日は大きな陰線となって終わっていたため、先週どのような動きになるのか心配されました。

実際には、窓をあけて上昇して寄り付くとそのまま陽線となり、30日の下落分を回復しただけでなく、さらに上昇しました。その後も陽線が続き、5日移動平均線も回復しました。

今週以降の展開はどうなるでしょうか。足元の動きを見ると、2万7500円付近まで下落すると買いが入るような動きで、下値が固い印象を受けます。

とはいうものの、上値も若干重く、特に200日線(2万7930円付近)を挽回できていません。今週はこの200日線や、心理的節目となる2万8000円を回復できるかどうかがポイントになりそうです。

25日線も2万8000円付近に近づいています。直近の戻り高値もこのあたりにあります。その点では、2万8000円を上抜けるには少しパワーが必要で、上値を押さえられる可能性もあります。

その場合は、2万7500円と2万8000円の間で小幅なもみ合いになるかもしれません。その分、2万8000円を超えると、下値が固まるのではないかと期待されます。

そうなれば、75日線(2万8500円付近)や、心理的節目となる2万9000円、6月15日の高値(2万9480円)あたりが次の目標として視野に入ってきます。

判断が難しいようであれば、25日線を回復し下値がサポートされているのを確認してから出動しても遅くはないでしょう。

下原 一晃