① 老後も働き続ける
まずは、定年退職後も働き続けるという選択肢です。
今年4月には「高年齢者雇用安定法」が施行され、企業には65歳までの雇用確保義務に加え、70歳までの就業機会を確保する努力義務が課せられました。日本人の平均寿命は年々伸び続けており、元気なシニア世代が活躍できる場は増えつつあります。
就業は個人の選択によるところではありますが、定年退職後も働き続けて定期的に収入を得ることは、老後生活の大きな支えになるのではないでしょうか。
② 資産運用
なかには「老後になってまで働きたくない」という方もいるかもしれませんね。
そういった方には、資産運用を活用してあらかじめ老後資金を準備しておくことをお勧めします。具体的な老後資金の目標を立てることで、自分に合った金融商品や運用スタイルを選ぶことができるようになるでしょう。
近年は「iDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)」や「つみたてNISA」などの税制優遇制度も充実しています。まずは、こういった制度から検討をしてみるとよいかもしれませんね。
おわりにかえて
「老後も働く」という選択肢は、個人の健康状況や価値観によるところが大きい一方で、「資産運用」は老後資産を準備する上で大切なキーワードの1つになってくるでしょう。
投資ビギナーの方にとっては、ハードルが高いように感じるかもしれませんが、最近はマネーセミナーや無料相談会なども増えてきています。
老後生活に不安を感じる方は、そういった機会を活用して、お金の専門家と一緒に老後の設計図を描いてみることから始めてみませんか。
参考資料
岡崎 泰輔