「空飛ぶクルマ」が現実に?クラインビジョン社とはどんな会社か

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2021年6月28日に、スロバキアのクラインビジョン社が「空飛ぶクルマ」について、スロバキア国内の2都市間を結ぶ飛行実験に成功したと各種メディアが報じました。この報道について、クラインビジョン社の公式発表をもとに解説します。さらに、日本における「空飛ぶクルマ」の現状についてもまとめます。

35分間の都市間飛行を実現、クラインビジョン社の概要

クラインビジョン社の公式発表は、同社の公式サイトの”PRESS RELEASE”から取得可能です。” The flying car completes first ever inter-city” と題されたプレスリリースに基づいて確認します。

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同社が開発している自動車・航空機両用のAirCarが、ニトラ空港からブラチスラバ空港まで35分の都市間飛行に成功した、というのが今回の飛行実験の概要です。ニトラ空港とブラチスラバ空港の間は、陸路で約90kmの距離があり、所要時間1時間程度になります。これを日本の都道府県庁間の距離(最短距離)に直すと、東京-群馬間(96.4km)くらいです。

プレスリリースに「通常の移動時間を2分の1に短縮(cutting the typical travel time by a factor of two)」という記述がありますが、1時間が35分に短縮されているので、概ね正しい表現だと思われます。

さらに、都市間飛行についてクラインビジョン社が発表した最新の動画をみると、航空機として飛行・着陸した後、3分以内で自動車モードに変更し、ブラチスラバの街を走行しています。航空機と自動車のモードチェンジが自在にできる点がポイントのようです。

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執筆者
當瀬 ななみ

東京大学文学部卒。大学卒業後、株式会社カヤックなどの複数のソーシャルゲーム企業でゲームの企画や運営・KPI分析に従事。現在はwebサービス・アプリを運用する、東証一部上場の事業会社に勤務し、サービス企画・ディレクション・KPI分析・担当サービスのP/L管理に従事。業務の一環として官公庁の統計データ分析・企業の決算分析などを行っていたことから、経済メディアに寄稿多数。webサービス・アプリの実績を分析し、それらが及ぼす影響についての解説記事を執筆。