経営者がリスペクトされない時代!?
実は“経営者の視点で考えろ"は、以前からも言われていた気もします。
筆者は野球ファンですが、いまでも解説では“A選手は監督の考えを理解していますね"というようなフレーズが誉め言葉として使われています。こういった考え方は、日本のビジネスの世界でも当たり前のモノとして存在していました。
ただ昔は、これほど非難ごうごうではなかった気がします。身も蓋も無い感想ですが、やはりいろいろなモノゴトが上手くいかない時代になって来たかもしれませんね。
そんな状況で、ビジョンもミッションも示さないで、“経営者の視点で考えろ"と言われてもなぁ、というのがホンネでしょうか。
ビジョンは最悪、言葉で示されなくても、たとえば社長のいままでの実績やヒストリーがビジョンになるということも、以前はありました。日本人は、そういうことを感じ取る力は強いと思いますし。
ただこれも現在では、“社長の時代といまは違うんだよなぁ"という一言で終わってしまいますから。
あるウェブ記事で「ダメ社長の13の特徴」というものがありました。ワースト1位は「公私混同をする」。これは当然ですよね。
“経営者の視点で考えろ"と関連があると思われるのは「ビジョンやミッションを語れない(ワースト2位)」「具体的な指示ができない(ワースト4位)」などで、やはり上位にきていました。