70歳以上世帯の「貯蓄格差」
ここからは、70歳以上世帯の貯蓄額の分布を見ていきます。「どの程度の割合の世帯」が「いくらくらいの貯蓄」を持っているのでしょうか。
70歳以上の貯蓄現在高階級における世帯数(抽出率調整済実数)をまとめたグラフをご覧ください。
70歳以上の貯蓄事情をみると、4000万円以上の世帯が16.6%存在する一方、300万円未満の世帯が15.8%、ほぼ同じ程度の割合を占めることが分かります。
また、70歳以上世帯の8.3%が「貯蓄100万円未満」に当てはまることが分かります。
かつて話題となった「老後資金2000万円」をキープしている世帯は70歳以上世帯全体の約39.6%、さらに3000万円以上を保有している世帯にフォーカスすると70歳以上世帯全体の約25.5%となっています。
まさに「老老格差」ともいえる、老後の貯蓄格差が起きていることが分かります。
著者
二種外務員資格(証券外務員二種)記者/編集者/校閲者/
ニ種外務員資格(証券外務員二種)・相続診断士・認知症介助士・終活ガイド資格1級保有。早稲田大学第一文学部史学科卒。人文・社会系一般書籍、中学・高校社会科教材、就職試験問題の制作関連業務で15年以上の経験を持つ。
現在は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~』において、金融系メディアの編集者兼執筆者として、コンテンツ制作や編集を担当。
総務省「家計調査」・厚生労働省「厚生年金保険・国民年金事業の概況」・J-FLEC(金融経済教育推進機構)「家計の金融行動に関する世論調査」などの一次資料に基づくデータ記事の執筆に強み。
専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』でも記事執筆をおこなう。紙媒体での経験に加え、家族の介護を通じて得た知見を生かしながら、「お金とくらし」にまつわる情報を丁寧に発信している。(2026年2月12日更新)