年金の受給資格をチェック
ところで、「年金の受給資格」とは一体どんな条件かご存じでしょうか。
まずは、年金を受け取るために必要な条件を確認しておきましょう。
老齢基礎年金(国民年金)の受給要件
- 保険料納付済期間と保険料免除期間および合算対象期間の合計が10年以上
平成29年7月31日までは、老齢基礎年金・老齢厚生年金を受け取るためには、保険料納付済期間と保険料免除期間などを合算して原則25年以上の加入期間が必要でした。
いまは10年の加入期間があれば、満額ではなくとも年金を受け取ることができます。
これまで未納だったとしても、まだ間に合う方は保険料を納付していきましょう。
老齢厚生年金の受給要件
- 老齢基礎年金の受給資格を満たしていること
- 厚生年金保険の加入期間が1年以上あること
厚生年金は国民年金に上乗せで支給されるため、まずは国民年金の受給資格が必要です。
厚生年金は勤め先の給料から自動的に天引きされるため未納という方は少ないですが、例えばフリーランスと会社員で転身をしていて、フリーランスの期間に国民年金を払っていなかったという方などは注意しておいたほうがいいかもしれません。