日経平均28,000円割れで懸念される政治リスクの高まり

【日経平均株価】テクニカル分析 2021年7月11日

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政治リスクの高まりには注意したいところですが、短期的には米株、日本株ともに一進一退の動きになりそうです。短期戦略で、業績好調な銘柄などを中心に物色していくのも一つの方法でしょう。

75日線を回復できず、直近の下値メドも割り込む

先週の日経平均の値動きをテクニカル面から振り返ってみましょう。週初はローソク足の実体が25日移動平均線、75日移動平均線付近で上値を押さえられながらも、なんとか踏みとどまっているような状態でした。

しかし、7日(水曜日)に窓をあけて下落すると、8日も陰線となり、9日もさらに下落しました。直近の下値メドは6月21日の安値(27,795円)でしたが、これも一時割り込むような動きになりました。

今週以降の展開はどうなるでしょうか。6月21日の安値(27,795円)までは距離があったにもかかわらず、一気に下がってしまったのは心配なところです。

ただし、週末9日は終値ベースでは下落したものの、その後は6月21日の安値付近で踏みとどまると、長い下ヒゲを付け、結局陽線となっています。この付近まで下がるとさすがに押し目買いが入ってくるようです。

現在は2月上旬から始まった下降トレンドラインの中にあって、ちょうどチャネルの下限付近にローソク足の実体があります。今週初に反発して始まるようであれば、押し目買いの好機と考えていいでしょう。

ただし再度、6月21日の安値を割ってくるようなら警戒が必要です。特に、5月13日の安値(27,385円)を割るようなら、目線を下に持たざるを得ません。

まずは心理的節目となる28,000円や、先週の窓埋めとなる28,600円付近まで回復できるかどうかがポイントになります。25日線がこのあたりに重なりますので、回復できるかどうかも確認したいところです。

下原 一晃

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執筆者
下原 一晃

マーケティング会社、リクルートなどを経て、PRプランナー・ライターとして独立。株式投資、投資信託をはじめとする資産形成や、年金、相続などに関する情報提供を行っている。あわせて、個人投資家がテクニカル理論を身に付けるためのヒントや知識の紹介にも取り組んでいる。日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト(CMTA)。