『牛角』のレインズインターナショナルが37億円の黒字→▲42億円の赤字に

2021年3月期の同社の各事業部門の子会社の損益は下記となりました。

  • アトム(回転寿司) 事業利益▲10億円(前期15億円)
  • レインズインターナショナル(焼肉) 事業利益▲42億円(同37億円)
  • カッパ・クリエイト(回転寿司) 事業利益▲3.5億円(同7.6億円)
  • 大戸屋HD(定食) 事業利益▲0.6億円(前期は子会社化前)

現在の同社は「焼肉・しゃぶしゃぶ」業態が1218店と全店の43%(直営+FC)を占める最多の状態です。「焼肉・しゃぶしゃぶ」業態の多くを占めるレインズインターナショナルが前期の37億円の黒字から▲42億円の赤字に転じており、全体の赤字に大きな影響を与えました。

セグメント別損益では売上の変化も注目されます。前期(2020年3月期)は、レインズ1097億円、カッパ740億円、アトム451億円の順でしたが、今期はカッパ643億円、レインズ584億円、アトム320億円であり、レインズは売上が前期比で約半分となりました(外部顧客への売上のみを対象)。