【厚生年金】月額「25万円以上」と「10万円未満」の割合

【男女別】厚生年金受給額「25万円以上」と「10万円未満」の割合

老後も働く必要があると言えど、昨今は私生活を優先したい人が増えています。

「老後は年金を受け取ってゆっくり過ごしたい」という方も多いのではないでしょうか。

ここで一旦、老後収入の土台となる厚生年金の受給額を男女別にみてみましょう。
厚生労働省年金局「令和元年度（2019年度）　厚生年金保険・国民年金事業の概況」から確認しました。

男性で「25万円以上」の年金をもらっている割合は約2.9％という計算です。
この年金額から、国民健康保険料や公的介護保険料などの社会保険料が徴収されるため、手取りは20万円程度といったところでしょうか。

ちなみに「10万円未満」は約9.3％ですので10人に1人くらいは年金受給額が10万円未満ということになります。

女性の場合「25万円以上」の年金をもらえているのは約0.1％ですので、該当する方は非常に珍しいといえますね。
反対に、「10万円未満」の割合は約49.9％となっており、およそ2人に1人が10万円未満の年金額しか受け取れません。

ここから社会保険料が引かれると、厚生年金といえども手取りの年金額だけでの生活はかなり切り詰めたものになりそうです。