経済的に「困っていない」6割超

内閣府が60歳以上の者を対象に行った調査では、経済的な意味で日々の暮らしについて「困っていない」(「困っていない」と「あまり困っていない」の計)と感じている人の割合は全体で63.6%となっています。また、年齢階級別に見ると、70~74歳を除き、「困っていない」と回答した割合が6割を超えており、特に80歳以上では67.4%となっています。

まとめにかえて

ここまで、高齢社会白書をもとに高齢者のお金事情について見てきました。

所得は他の世帯より低い一方で、貯蓄は多くあることがわかりました。特に60歳以上は金融庁のレポートに端を発した「老後2000万円問題」にある2000万円以上の貯蓄があるようです。

現役世代の方にとっては「そんなに貯蓄できるか不安…」と思った方もいるかもしれません。これを機会に、老後の資産について考えてみてはいかがでしょうか。

参考資料

齊藤 慧