すると、大学(昼間部)の平均は862万円。しかも、平成26年824万円→平成28年830万円→平成30年862万円と、大学生がいる家庭の平均年収は年々上昇していることが分かります。
厚生労働省の「2019年 国民生活基礎調査の概況」によると、世帯主の世代別にみた1世帯当たり平均所得金額は40代で695万円、50代で756万円ですから、大学生のいる家庭は比較的収入が高いといえるでしょう。
一方、進学先別に見た学生の家庭の年間平均収入額は、国立854万円、公立750万円、私立871万円。国立と私立の差は17万円で、それほど大きくはありません。国立や私立と比べると公立が若干低い数字とはいえ、750万円といえば一般的には十分高い年収です。
将来の大学入試を見据えて小学校の低学年から塾に通い、中学受験をする家庭も増えてきていますし、公立中学でも塾に通う子供は少なくありません。そのためには相応の資金が必要なのは言うまでもないでしょう。