育休取得率 男性は1割未満
厚生労働省の「雇用均等基本調査」によると、育休の取得率(2018年)は、女性は82.2%であるのに対し、男性はわずか6.16%です。(下記グラフ参考)
また育休の取得期間についても、女性は9割近くが6か月以上となっている一方、男性は5日未満が56.9%、8割以上が1か月未満となっています。
三菱UFJリサーチ&コンサルティングの「仕事と育児の両立に関する実態把握のための調査研究事業報告書」(2017年度)によると、育休を取得しなかった主な理由としては、下記の通りです。
会社で育児休業制度が整備されていなかった
- 男性:27.5%
- 女性:30.0%
職場が育児休業を取得しづらい雰囲気だった
- 男性:25.4%
- 女性:37.0%
業務が繁忙で職場の人手が不足していた
- 男性:27.8%
- 女性:19.0%
育休が制度としてそもそも整備されておらず、取得しづらい雰囲気もあると感じている人が多いことが読み取れます。
こうした背景もあり、今回の改正が提案され、実現されることとなります。