施設の縮小、人材確保など総合的な解決策が必要
女性の就業率が上昇しているにもかかわらず、保育所が「過剰」になる原因は、加速化する少子化であることがおわかりいただけたかと思います。
一方で、保育園数は充足する可能性が高くても、そこで働く保育士の労働環境が以前として厳しく、ハード面とソフト面のアンバランスさが見えかくれしている現状がわかりました。
保育所などの施設は今後縮小するなどの対応が必要になるでしょうし、保育士が安心して長く働ける環境を整え、現場の保育士の数を増やせる施策も必要ではないでしょうか。
子どもをのぞむ方が安心して子どもを出産し、育てられる社会にしていく必要があります。
参考資料
- 厚生労働省「保育を取り巻く状況について」
- 東京都福祉保健局「平成30年度東京都保育士実態調査報告書 調査結果詳細」
- 厚生労働省「保育所等関連状況取りまとめ(令和2年4月1日)」を公表します」令和2年9月4日
- 厚生労働省「令和2年度の妊娠届出数の状況について」
齊藤 慧