長期保有が「圧倒的に」有利なワケ

それではここからは、「長期保有」が有利な理由についてお話ししてまいります。

そもそも「長期」とはどれぐらいなのでしょうか?実は、これについて明確な答えはありません。運用のプロや著名な投資家の間でも、「何年」という明確なラインはないのです。

ただ一つだけ言えるのが、「長ければ長い方が、良い」ということ。

投資期間は「長いほど、良い」

世界最高の投資家との呼び声が高いウォーレン・バフェットも、好きな投資期間は「永遠」だと言っています。

実は、投資期間が「長ければ長い方が良い」のは過去の実績を見ても明らかです。

例えば、アメリカの代表的な株価指数であるS&P500の終値でみてみると、2020年12月末まで、過去10年間投資していた場合は約3倍、過去30年間の場合は約11倍、過去50年間の場合は約41倍になっています。

つまり、100万円を1970年の12月末からS&P500に投資していた場合、2020年末には約4100万円になっているということです。

また、長期投資と組み合わせることで、より効果を発揮する投資手法が2つあります。次で触れていきます。