つみたてNISA「3つの注意点」
ここからは、つみたてNISAをスタートされるときに注意しておきたい「3つの点」をお伝えしていきます。
つみたてNISAの注意点①
投資信託を購入する制度である
「つみたてNISA」とはあくまで制度の名称であり、実際に買い付ける金融商品ではありません。「つみたてNISA」を始める場合は、投資信託を購入することになります。
実は、つみたてNISAについては「非課税」という言葉がひとり歩きしてしまい、「必ず儲かる」という間違ったイメージをお持ちの方が意外と多いです。
必ず儲かるわけではなく、値下がりして元本(もともと投資した金額)よりも、低い値段になって損をするリスクもある点はご理解いただければと思います。
つみたてNISAの注意点②
投資継続の判断が、1年ごとに必要となる
つみたてNISAの制度は2018年から始まりました。
毎年つみたてNISAで積立投資を最長の20年間続けた場合、「40万円の投資枠が、毎年1つずつ、最終的には20本できる」というイメージです。
こちらの図が参考になりそうですね。
※「つみたてNISA投資可能期間」について
図版中では「2018~2037年」と記載されていますが、法改正により現在は2042年にまで延長されています。
仮に、同じ投資信託を購入したとしても、購入した年が違えば別々に20年間の非課税期間満了を迎えます。
購入した年ごとに損益を管理し、売却するか継続保有するかを都度判断する必要があります。