お金に働いてもらうとき、重要なポイントが3つありますから、以下を参考にしてください。

「複利」で運用すること

複利とは、投資元本から得られるリターンを再投資し、繰り返し行うことで、雪だるま式に元本を増やしていく方法です。

「長期」で運用すること

例えば、米国の代表的な株価指数であるS&P500に、2020年末まで過去10年間投資した場合は約+198%、過去30年間投資した場合は約+1038%のリターンであり、投資期間が長ければ長い方ほどリターンが大きくなることが過去の実績からもわかっています。

「積み立て」で運用すること

一度にまとめてではなく、毎月一定額を同じタイミングで買い付けることで、買値が平準化されて高値掴みを防ぐことができます。結果的に沢山の量を保有できるので、大きなリターンを得られるメリットがあります。

この3つのポイントを参考にして、お金に働いてもらうことをおすすめします。資産の増え方が格段に違ってくるはずです。

まずは専門家に相談を

70歳以上になってからでも運用はできます。

しかしながら、長期的な運用が年齢的に難しくなるのは事実です。

できれば70歳を迎える前に、長期にわたる複利効果の恩恵を受けて、いかに大きな資産を築けるかが、老後に豊かな生活を送るためのポイントと言っても過言ではありません。

最終的には、自分自身の目標とライフスタイルが折り合った運用方法を見つける必要がありますので、まずは専門家に相談してみるのも一案です。

参考資料

金融広報中央委員「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和2年)」
金融審議会「市場ワーキング・グループ」(第21回)厚生労働省提出資料
LIFULL介護「老人ホームの費用相場」
公益財団法人生命保険文化センター〈「生活保障に関する調査」/令和元年度〉
谷口 裕梨「70歳以上世帯の貯蓄額はいくら?老老格差が生じる現状とは」(LIMO)
マネイロ「資産運用はじめてガイド」
 

 

佐藤 雄基