企業型確定拠出年金。なんだか言葉を聞くだけでも、難しそうな制度ですよね。
会社員の人の中には、自分が入っていることは知っているけど、実はよくわからない・・・という人は多いのではないでしょうか。
企業型確定拠出年金(以下企業型DC)はどのような制度なのか、自分が加入しているなら、なおさら気になるところです。
本日は、日系証券会社で10年以上の勤務経験がある私から、「企業型DCを賢く運用するコツ」についてお伝えします。
企業型DCとは
まずは、企業型DCの内容について、一般社団法人投資信託協会のHPから一部抜粋して説明します。
企業型DC
企業が掛金を拠出してくれ、従業員が運用する制度。運用成績によって退職後に受け取る額が変わる。
ポイント
① 企業が掛金を毎月従業員の年金口座に積み立て(拠出)してくれる
② 従業員自らが年金資産の運用を行う
③ 運用成績によって将来受け取れる退職金・年金が変動する
従業員が自動的に加入する場合と、企業型DCに加入するかどうかを選択できる場合があり、積み立てた年金原資は原則60歳まで引き出せません。
また、運用成績により、将来受け取れる一時金(退職金)や年金が変わってきます。
掛金の金額については、会社での役職等に応じて決まるのが一般的ですが、掛金の上限額は以下の様に決まっています。
・他の企業年金がある場合:月額2万7500円
・他の企業年金が無い場合:月額5万5000円
勤め先に企業型DCの制度があるのか、自分がそもそも企業型DCに加入しているか、また月々いくら掛けているかについて、一度会社に確認してみるとよいでしょう。