老後に貯蓄が減る理由って?
さて、同調査で「金融資産が1年前よりも減った」と回答した70代世帯の割合は31.4%となっています。
その理由として、「定例的な収入が減ったので金融資産を取り崩した(40.2 %)」「耐久消費財(自動車、家具、家電等)購入費用の支出があった(35.9 %)」といった回答が上位に挙がっています。
現役時代の年金加入状況によって、受け取れる年金額は変わってきますし、ライフスタイルや家族構成によっても、老後の生活に必要なお金は人それぞれ。
よって、「老後資金はいくら必要」と一概にいうことはできません。
年を重ねると、健康面での不安ごとが増えがちです。また、自然災害、そして今回のコロナ禍のような想定外の事象が起こることも、頭の片隅に入れておきたいところです。
時と場合によっては、老後の早い段階で預貯金の取り崩しが必要になる可能性もあることを想定しながら資産形成をしていく必要がありそうですね。
著者
二種外務員資格(証券外務員二種)記者/編集者/校閲者/
ニ種外務員資格(証券外務員二種)・相続診断士・認知症介助士・終活ガイド資格1級保有。早稲田大学第一文学部史学科卒。人文・社会系一般書籍、中学・高校社会科教材、就職試験問題の制作関連業務で15年以上の経験を持つ。
現在は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~』において、金融系メディアの編集者兼執筆者として、コンテンツ制作や編集を担当。
総務省「家計調査」・厚生労働省「厚生年金保険・国民年金事業の概況」・J-FLEC(金融経済教育推進機構)「家計の金融行動に関する世論調査」などの一次資料に基づくデータ記事の執筆に強み。
専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』でも記事執筆をおこなう。紙媒体での経験に加え、家族の介護を通じて得た知見を生かしながら、「お金とくらし」にまつわる情報を丁寧に発信している。(2026年2月12日更新)