老後に貯蓄が減る理由って?
さて、同調査で「金融資産が1年前よりも減った」と回答した70代世帯の割合は31.4%となっています。
その理由として、「定例的な収入が減ったので金融資産を取り崩した(40.2 %)」「耐久消費財(自動車、家具、家電等)購入費用の支出があった(35.9 %)」といった回答が上位に挙がっています。
現役時代の年金加入状況によって、受け取れる年金額は変わってきますし、ライフスタイルや家族構成によっても、老後の生活に必要なお金は人それぞれ。
よって、「老後資金はいくら必要」と一概にいうことはできません。
年を重ねると、健康面での不安ごとが増えがちです。また、自然災害、そして今回のコロナ禍のような想定外の事象が起こることも、頭の片隅に入れておきたいところです。
時と場合によっては、老後の早い段階で預貯金の取り崩しが必要になる可能性もあることを想定しながら資産形成をしていく必要がありそうですね。