ふるさと納税、やっていますか?

「仕組みがよくわからない」、「本当に得なのか疑問」、「なんとなく面倒」などの理由からやったことがない人は、ぜひこの記事を読んで仕組みを理解し、疑問点を解決していただければと思います。

ふるさと納税の流れを追って、所得税・住民税の控除がどのように行われるのか分かりやすく解説します。

コロナ禍で迎える2度目のゴールデンウィーク。帰省や旅行などを控えるかわりに、ふるさと納税デビューにトライ!・・・などとお考えのみなさんがいらっしゃれば、ぜひ参考になさってください。

「ふるさと納税」ってどんなしくみ?

ふるさと納税とは、簡単にいうと、都道府県、市区町村への「寄附」です。一般的に自治体に寄附をすると、確定申告を行うことで、寄附金の一部が所得税・住民税の控除という形で戻ってきます。

ふるさと納税の場合は、2000円の自己負担額を除いた全額が控除されます。そして寄附をすることで、その地域の特産品などが返礼品としてもらえるため、人気を集めています。

では、ふるさと納税の流れをみていきましょう。

ふるさと納税の流れ

確定申告をする場合

1.自治体を選んで寄附をする
2.寄附金受領証明書を受け取る
3.確定申告をする
4.所得税・住民税の控除を受ける

ワンストップ特例制度の場合

確定申告が不要な会社員(給与所得者)であり、1年間の寄附先が5自治体以内であれば、「ふるさと納税ワンストップ特例制度」により、確定申告なしで控除を受けられます。

1.自治体を選んで寄附をする
2.申請書を提出する
3.住民税の控除を受ける

確定申告をした場合は、所得税、住民税の両方から控除を受けるのに対し、ふるさと納税ワンストップ特例制度を利用した場合は全額住民税からの控除となります。

次では、全額控除されるふるさと納税額(年間上限)の目安について触れていきます。