勤労感謝の日に考えたい株主優待

11月23日は日本では「勤労感謝の日」、そして、今年は翌日の11月24日が米国の「Thanks Giving day」(感謝祭)と呼ばれる祭日となっています。米国では「11月第4週の木曜日」が感謝祭としての祭日と決められているため、必ずしも日米の祭日が連続するとは限らないのですが、今年は、「感謝の日」が連続することになります。

ちなみに、米国では感謝祭の日に七面鳥を食べるので、Turkey Day(ターキーデー)とも言いますが、何を食べるかはともかく、お世話になった方への感謝の気持ちを改めて持ちたいものです。あるいは、頑張っている自分へのご褒美を検討するのもいいかもしれません。

その一つの手段として、「株主優待」を検討されるのはいかがでしょうか。

そもそも「株主優待」とは

株主優待は、会社側が株主になってくれた個人投資家への感謝を示す一つの手段であり、会社によってその内容は様々です。ただし、注意が必要なのは、株主優待を受けるためには「権利付き最終日」までに株主になる必要があるということです。

この仕組みについて詳しく知りたい方は、『確実に株の配当、株主優待のメリットを得るための注意点まとめ』をご参照下さい。

また、実際に「株主優待」を受け取るまでには、通常は2~3か月の期間が必要であることも覚えておいてください。つまり、11月末が「権利付き最終日」の会社の優待でも、実際に優待を受け取るのは、来年の1月以降になるのです。

つまり、優待の割引券を利用して忘年会をしようとしても、11月に申し込んだのでは今年の忘年会には間に合わない、ということには注意が必要です。

12月が優待の権利確定日となる会社は多い

とはいえ、優待目的といえども、株はあわてて買ってはいけません。じっくりとその銘柄を吟味してから購入を検討しましょう。そういう意味では、12月に権利確定日となる銘柄を探すのには、今頃から始めるのが良いかもしれません。ちなみに、12月は3月、9月に次いで権利確定日を迎える企業が多い月です。

12月が権利確定日となる会社の中で、たとえば、ペコちゃんで有名な洋菓子チェーンの不二家(2211)では、1,000株以上で3,000円相当の不二家のチェーン店舗で使える商品券がもらえます。

また、ホームセンター向け卸でお馴染みのトラスコ中山(9830)は、100株以上の株主になると5,000円相当の同社のPB製品をもらうことができます。

さらに、3Dプリンタなどを製造販売するローランドディー.ジー.(6789)では、100株以上の株主になれば、世界各地の名産品(3,000円相当)がもらえます。

なお、ローランドディー.ジー.について詳しく知りたい方は、個人投資家向け金融経済メディアLongine(ロンジン)のレポート『【ローランド ディー.ジー.(6789)は3D関連企業として注目(2014年04月01日推奨終了)】』をご参照下さい(無料記事)。

株主優待をもらうには?

自分へのご褒美としても活用できる株主優待ですが、もらうためには、証券会社に口座を開設する必要があります。口座開設の簡単さや投資する際の手数料の安さを追求するならば、ネット証券がおすすめです。

株主優待を始めるのに便利な証券会社を詳しく知りたいという方は、『株主優待生活におすすめの証券会社は?』をご参照ください。

いかがでしたか? 勤労感謝のお休みの時間などを使って、ぜひ一度検討してみるのはいかがでしょうか。

LIMO編集部