それってまさに「安物買いの銭失い」!
最後にご紹介するのは、S絵さんのエピソード。S絵さんの義母は、とにかく100円ショップ大好き! なんでもかんでも100円ショップで済ませる、まさに「100円ショップマニア」なんだそう。
「でも、はたから見ると、『ムダ使い』にしか思えないんですよね…」とS絵さん。
たとえば、音楽を聴くイヤホンは100円ショップで調達。これがすぐに壊れてしまうのだとか。「義母さんも、『どうせ100円だから』と乱雑に扱っているんですよ。壊れたり、なくしたりしても、100円だからまた新しいものを買えばいい、と思っている感じ。主人が『いいのを買った方が長持ちするよ』というけれど、もったいない、と言って聞く耳を持ちません」
他にも、100円ショップに行ったら「ついでだから」と、アルミホイルやラップを購入してくるのだとか。「スーパーの方が安いですよ」とS絵さんが忠告してもどこ吹く風。「それなのに、100円ショップは安いからいいわ~なんて言ってるんですよ」と、あきれ気味に苦笑するS絵さんです。
おわりに
かしこく利用すれば、とっても便利でお得な100円ショップ。ですが、なんでもかんでも100円ショップで賄おう、というのはいただけません。
「これは100円ショップの品でOK」「これは、ある程度の金額を出すべきだな」という見極めをしっかりしておかないと、周囲の人に「節約家」ではなく、「ただのケチ」だと思われてしまいますので、ご用心。
大中 千景