今や私たちの生活に無くてはならないお店…といっても過言ではないのが「100円ショップ」。生活雑貨から食料品、ファッション小物に文房具まで、もはや100円ショップで見つからないものはないのでは?というくらいの豊富な品ぞろえに、お手軽な値段。筆者も頻繁にお世話になっています。

しかし、あまりに「何でも100円ショップ!」で済ませてしまうと、周りの人たちに白い目で見られることもあるようです。

え! それを契約書にも使ってるの…?

20代のA子さんは、長い間利用していない、いわゆる「休眠口座」を解約することを思い立ちます。しかし、登録印がどれだったか思い出せず、結局家にある印鑑をすべて持参して、なんとか解約できたそう。そのときの話を「散々だった」と友人にこぼすと、びっくりする返答が帰ってきたと言います。

「私、印鑑なんて、100円ショップで買ったものしか持ってないよ」

聞くとその友人、銀行の登録印も、賃貸マンションの契約書も、すべて100円ショップで購入した印鑑を使用しているのだとか。

「100円ショップの印鑑は大量生産されているやつだから、悪用されるかもしれないよ?」と忠告しても、「大丈夫だよ」と一蹴された、というA子さん。自分の財産を管理するための印鑑を、安易に手に入るものにしているなんて…半ば驚き、半ばあきれたA子さんでした。

いくら「贈り物は気持ち」と言っても…

続いてご紹介するのは、T美さんのエピソード。第一子を出産したT美さんのもとに、友人から出産祝いが届きました。封を開けてみて…びっくり! なんとそこには、100円ショップで売られているスタイが3枚、入っていたのだそう。

「贈り物に金額は関係ない、要は真心だ、というのは理解できます。でも、さすがに100円ショップのスタイはちょっと…」

以来、T美さんはその友人と、なんとなく距離を置くようになったそうです。

もうひとつ、贈り物に関するエピソードがあります。昨年結婚したY子さん。このご時世なので結婚式は挙げず、友人知人や会社のメンバーに報告するだけにしたのだそう。

すると、ある日、会社の同僚から「これ、結婚祝い」と、グラスのプレゼント。大喜びでご主人に伝えると、なんだか浮かない顔をしています。

「どうしたの?」と理由を聞くと、ご主人が一言、「これ、100円ショップのグラスだよ」。

なんでもご主人は、独身時代に同じコップを使っていたので、よく覚えているのだとか。最初は「あなたの思い過ごしじゃないの?」と言っていたY子さんでしたが、新居に遊びに来た妹からも「あ、これ、100円ショップのだよね? 可愛いから私も持ってるよ」と言われ、愕然としたのだとか。

Y子さんは、「金額のことをとやかく言うのは失礼だとは思いますが、それでもやっぱりいい気分はしませんね」と肩を落としていました。

それってまさに「安物買いの銭失い」!

最後にご紹介するのは、S絵さんのエピソード。S絵さんの義母は、とにかく100円ショップ大好き! なんでもかんでも100円ショップで済ませる、まさに「100円ショップマニア」なんだそう。

「でも、はたから見ると、『ムダ使い』にしか思えないんですよね…」とS絵さん。

たとえば、音楽を聴くイヤホンは100円ショップで調達。これがすぐに壊れてしまうのだとか。「義母さんも、『どうせ100円だから』と乱雑に扱っているんですよ。壊れたり、なくしたりしても、100円だからまた新しいものを買えばいい、と思っている感じ。主人が『いいのを買った方が長持ちするよ』というけれど、もったいない、と言って聞く耳を持ちません」

他にも、100円ショップに行ったら「ついでだから」と、アルミホイルやラップを購入してくるのだとか。「スーパーの方が安いですよ」とS絵さんが忠告してもどこ吹く風。「それなのに、100円ショップは安いからいいわ~なんて言ってるんですよ」と、あきれ気味に苦笑するS絵さんです。

おわりに

かしこく利用すれば、とっても便利でお得な100円ショップ。ですが、なんでもかんでも100円ショップで賄おう、というのはいただけません。

「これは100円ショップの品でOK」「これは、ある程度の金額を出すべきだな」という見極めをしっかりしておかないと、周囲の人に「節約家」ではなく、「ただのケチ」だと思われてしまいますので、ご用心。