いくら「贈り物は気持ち」と言っても…
続いてご紹介するのは、T美さんのエピソード。第一子を出産したT美さんのもとに、友人から出産祝いが届きました。封を開けてみて…びっくり! なんとそこには、100円ショップで売られているスタイが3枚、入っていたのだそう。
「贈り物に金額は関係ない、要は真心だ、というのは理解できます。でも、さすがに100円ショップのスタイはちょっと…」
以来、T美さんはその友人と、なんとなく距離を置くようになったそうです。
もうひとつ、贈り物に関するエピソードがあります。昨年結婚したY子さん。このご時世なので結婚式は挙げず、友人知人や会社のメンバーに報告するだけにしたのだそう。
すると、ある日、会社の同僚から「これ、結婚祝い」と、グラスのプレゼント。大喜びでご主人に伝えると、なんだか浮かない顔をしています。
「どうしたの?」と理由を聞くと、ご主人が一言、「これ、100円ショップのグラスだよ」。
なんでもご主人は、独身時代に同じコップを使っていたので、よく覚えているのだとか。最初は「あなたの思い過ごしじゃないの?」と言っていたY子さんでしたが、新居に遊びに来た妹からも「あ、これ、100円ショップのだよね? 可愛いから私も持ってるよ」と言われ、愕然としたのだとか。
Y子さんは、「金額のことをとやかく言うのは失礼だとは思いますが、それでもやっぱりいい気分はしませんね」と肩を落としていました。