この言葉を目にして、「離婚しなければならない」と、自分を責めたというBさん。夫と暮らしている家から離れ、しばらく実家で過ごすことにしました。

本当に欲していたものは、離婚ではなかった

実家から仕事に通うようになり、夫との接点は減ったのに充実感がないことに気づいたBさん。そこでようやく自分の本心に気づきます。

「私が欲しがっていたのは、夫から離れることではなく、夫ときちんと話せる関係だということに気づいたんです。夫が私の気持ちを分かってくれないことが寂しかったんですよ」

そこからは、たとえケンカになっても、面倒くさがらずに自分の気持ちを伝えるようにしたそうです。一時的な別居期間を経て夫も反省したようで、以前よりも会話ができるようになったBさん夫妻。今ではお互いに仕事の量を減らし、家族での時間を楽しんでいると教えてくれました。

幸せになれるならどっちでもOK!

夫婦の数だけ事情はあるもの。周囲は好き勝手に言いますが、結婚生活は辞めるのも続けるのも本当に大変です。もし今、苦痛な毎日に身を置いているのなら、今回ご紹介した女性たちのように、まずは自分の本心を見つめる機会を持つことをおすすめ。これまでがイマイチでも、本心に沿ってこれから幸せになっていければ、離婚してもしなくてもOKなんです。

金谷 ひつじ