好きで結婚したはずなのに、いつしか結婚生活に「耐えて」ばかりになっていませんか? 筆者周辺には、夫との結婚生活に悩んだ末に離婚を決意した女性と、離婚しないことを決意した女性がいます。
今回は、彼女たちが周囲からかけられた言葉や辿ったプロセスを見ながら、最終的にどんな決断を下したのかをご紹介。今、結婚生活に悩んでいる人の心に、少しでも寄り添えますように。
離婚を決意し、新たなスタートを切ったAさんの場合
冷めきった結婚生活を終わりにしたいけど…
25歳で結婚と同時に仕事を辞め、その後2人の子供に恵まれたAさん。はたから見れば順調な人生そのものでしたが、夫との関係は冷え切っていたそうです。
「夫は浮気をしていて、そんな夫のことを私も愛せなくなりました。夫は話し合いも拒否で、子供がいる前でも私に悪態をつくようになったんです。もう冷めきっているのに、現実と向き合おうとしない夫が心底イヤになって、本格的に離婚を考えるようになりました」
とは言うものの、10年近く働いていない自分に、子供2人を育てていけるのか…。不安はつきず、結論を出せなかったそうです。
我慢が足りないんじゃない? 周囲の声
Aさんは周囲に相談して賛否さまざまな意見に接する中で、こんなことを言われたそうです。
「誰だって結婚生活では何かに耐えてるのよ。母親として、我慢が足りないんじゃない?」