返済が厳しい場合は
ライフプランはその時々で変更になることもあると思います。その際はシミュレーションをし直して、収支状況を更新しておきましょう。
また、無理のない返済計画を立てたつもりが、予想に反して返済が厳しくなることもあります。その場合は、早めに利用している金融機関に相談にいきましょう。
返済期間を延長してもらう、一定期間利息の支払いだけにしてもらうなどの対応を受けられるかもしれません。くれぐれも延滞をしないように気を付けましょう。一度延滞をしてしまうと信用情報に傷がつくことになります。
年収600万円世帯の物件購入価格から、返済負担率を元にした無理のない返済額までご紹介してきました。
これらはあくまでも目安であって、各家庭の生活スタイルや家族構成、ライフプランによって大きく変わってきます。
より正確に知るためには、ファイナンシャルプランナーなどにプランニングをしてもらうとよいでしょう。住宅は一番大きな買い物です。後悔しないためにも、しっかりと計画を立ててから購入したいものですね。
参考資料
- 日本経済新聞「住宅ローン困窮、5万人超 長引くコロナ禍で大震災時の5倍に 新規融資膨張でリスク増す」 2021年4月9日
- 日本経済新聞「住宅高値圏、ローンに工夫 頭金・返済プランで安全策」2021年3月15日
- 住宅金融支援機構 毎月の返済額から借入可能金額を計算:【フラット35】
- 総務省統計局「家計調査(家計収支編) 調査結果」
- 金融庁 ライフプランシミュレーション
- 住宅金融支援機構 フラット35利用者調査
- 住宅金融支援機構 10月よりフラット35のご利用条件を簡素化します(【フラット35】(保証型)も同様に簡素化します):長期固定金利住宅ローン 【フラット35】
石倉 博子