老後のお金で困らないためには?
厚生労働省が公表した「令和2年(2020年)版厚生労働白書」によると、収入を公的年金や恩給だけに頼る世帯の割合は2018年時点で全体の5割を切っています。
年金の他にも、就労による収入や財産収入(家賃所得や配当など)などを見込める世帯が過半数を超えて存在する、ということですね。
「老後のお金」というと、「リタイヤまでどのくらい・どうやって貯めるか」という準備のプロセスが注目されがちです。しかし、迫り来る長寿時代を見据えたとき、そのお金をどう切り崩すか、どう維持していくか、についても意識していく必要がありそうです。
早い段階で「老後破綻」の状態に陥ることを避けるためには、働き盛りの現役時代から、コツコツと老後に向けたお金の計画を立てていきたいものです。
お金の悩みや疑問は、きょうだいや親しい友人とも話題に出しづらいと感じる場面が多いかと思います。
そんなとき、「お金のプロを頼る」という選択肢を頭の片隅に入れておいていただくと安心感が増すでしょう。
ゆとりある老後に繋がるお金の「守り方」そして「育て方」に出会うヒントが見つかるかもしれません。
参考資料
- 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査] 令和2年(2020年)調査結果」
- 厚生労働省「令和2年版厚生労働白書」
- 谷口裕梨(LIMO)「70歳以上世帯の貯蓄額はいくら?老老格差が生じる現状とは」