成績が数値化され内申点も意識するように

たとえ公立学校であっても、中学校では定期テストの成績が校内順位や偏差値などで明確に数値化されます。

小学校では単元テスト毎に理解度をチェックし、親の方も子どもの学力を定期的に把握することができました。しかし、中学校のテストは出題される範囲が広く、学校の先生が作成した問題を解くことになります。

これまで「みんな出来なかった」と言い訳してまかり通っていたのも、順位がしっかり出てしまうため通用しなくなります。さらに、日頃の提出物や授業態度が悪いと内申点が伸び悩むため、成績以外のことにも注意しないといけません。

元気に学校に行って勉強をしていた小学校時代から一変し、先生からの評定を気にしながら勉学や部活動に精を出すことになるわけです。

良い結果を出すには計画的に学習する習慣と、日頃から部活と両立して勉強に励む姿勢が必要です。小学生時代に家庭学習習慣が定着している子にとってはそこまで難しいことではないでしょうが、「学校の宿題しかやっていなかった」という場合は勉強スタイルを確立させるのに苦労するかもしれません。

いずれにしても、これまでの勉強への取り組み方の違いは中学に入学すると定期テストを通じて一気に顕在化してしまい、挽回するには相当な努力を要します。