資産運用で増やす力を身に付けよう
たしかに、単純にコツコツ貯金していくだけでは、老後資金に2000万円を準備するのはなかなか難しいといえます。そこで、私たちが検討できる方法のひとつに「資産運用」が挙げられます。
資産運用とは、お金を預けたり投資をしたりして増やすことです。
銀行に預金することも資産運用といえますが、超低金利が続く現在の日本では、銀行に預けたところでほとんどお金は増えません。そこで、老後資金を効率良く貯めるために検討したい金融商品の一つが「投資信託」です。
投資信託は少額から投資可能で、投資家である私たちの代わりに金融の専門家が運用を行ってくれる金融商品です。運用がうまくいけば、銀行に預けるよりも高い利回りでお金を増やすことができます。
投資信託の大きな魅力は、複利効果が期待できる点といえるでしょう。積立期間が長くなれば長くなるほど雪だるま式に資産を増やしていける可能性が高まります。
仮に、毎月5万円を30年間タンス預金した場合、最終的な資産は1800万円。複利の力を借りて年利3%で30年間運用できた場合、最終的な資産はなんと約2914万円にまで膨れ上がるのです。