2021年4月、まもなく「改正高年齢者雇用安定法」が施行されます。
今回の改正の大きなポイントは、働く側が希望する場合「70歳まで」の就業機会を確保することが、各企業に努力義務として課されるようになる点です。
とはいえ、60歳定年制を採用している企業は、いまだ少なくないといえるでしょう。
仮に60歳で定年退職して、再雇用制度などを活用して同じ会社で働き続けた場合も、年収が減るケースが一般的です。
長寿時代を迎えた今、定年退職後のご自身の生活がどうなるのか心配…という方も少なくないでしょう。
今回は、『60代「働きながら公的年金をもらう人」はどれ程いるのか』と題し、改正高年齢者雇用安定法の施行のタイミングに合わせ、働く60代の収入について考えていきます。
働く60代は全体の何割?
ここからは、2020年3月に労働政策研究・研修機構(JILPT)が公表した「60代の雇用・生活調査」を参考に、「働く60代」のお金事情について把握していきます。
この調査によると、2019年6月時点、60代で「収入を伴う仕事をしていた人」の割合は全体の59.0%です。
とりわけ、男性の60~64歳は約8割が就労による収入を得ています。その後、65~69歳では男女とも働く人が2割ほど減っています。
著者
二種外務員資格(証券外務員二種)記者/編集者/校閲者/
【保有資格】
ニ種外務員資格(証券外務員二種)・相続診断士・認知症介助士・終活ガイド資格1級保有。
【経歴】
二種外務員資格や相続診断士などの資格を保有し、「お金とくらし」にまつわる情報を専門的かつ丁寧に発信する金融メディア編集者・ライター。
早稲田大学第一文学部史学科卒。人文・社会系一般書籍、中学・高校社会科教材、就職試験問題の制作関連業務で15年以上の経験を持つ。また、大手人材派遣会社における採用管理業務などの実務経験もある。
現在は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~』において、金融系メディアの編集者兼執筆者として、コンテンツ制作や編集を担当。
総務省「家計調査」・厚生労働省「厚生年金保険・国民年金事業の概況」・J-FLEC(金融経済教育推進機構)「家計の金融行動に関する世論調査」などの一次資料に基づくデータ記事の執筆に強み。
専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』でも記事執筆をおこなう。紙媒体での経験に加え、家族の介護を通じて得た知見を生かしながら、「お金とくらし」にまつわる情報を丁寧に発信している。(2026年7月9日更新)