通信費の節約効果はどれくらい?

MMD研究所が行った「通信サービスの料金と容量に関する実態調査」では、スマートフォンユーザーが支払っている月額料金の平均額は、大手キャリア3社の利用者が8,312円、格安SIMの利用者が4,424円という結果になりました。

大手キャリアから格安SIMに乗り換えることで携帯電話の通信費がおよそ半分になることがこの調査からわかります。

1年に換算すると4万6,656円の節約になります。固定費は何もしなければ、この状態が5年、10年と続くわけですから、5年で約23万円、10年で約46万円もの差になります。

さいごに

今回、キャリアから格安SIMへの変更を例としてあげましたが、そこまでの変更を考えていないという人でも、現在契約しているプランを見直して新しい料金プランに変更することで、節約できるかもしれません。

スマートフォン業界は競争が激化していることもあり、大手キャリアでも割安プランを導入するなど、値下げ競争が激しくなってきています。そのため、通信費は今後も見直しの効果が大きい支出であると言えるでしょう。

それでも、なかなか見直しに踏み切れないという人は、先述の調査結果で一番多かった「調べるのが面倒だから」という理由ではないでしょうか。

通信サービスの料金体系は複雑でわかりにくいものも多く、尻込みしてしまう人もいるでしょう。しかし、毎月決まって支出する固定費だからこそ、ここは労力を厭わずに、しっかり調べて無駄のないプランを見つけてほしいと思います。

株式会社 ALL CONNECT「新生活のタイミングで見直しを行いたい家計の固定費」に関する調査について

調査手法:インターネット定量調査
調査対象者:サンプル数:SCR調査20,000ss(除外職業を除く有効サンプル数:19,054s)、本調査1,000ss
※SCR調査を性年代人口構成比に準じて回収。本調査は各セル250sにて均等回収。
ターゲット構成比に準じて本調査ではWB集計を実施。
設問数:SCR7問/本調査10問
条件:・日本全国に在住の20~59歳男女
・現在インターネット回線新規契約または乗り換え意向者
調査日程:SCR/本調査(分離型):SCR/2021年2月18日(木)~2月19日(金)
:本調査/2021年2月19日(金)~2月21日(日)
調査機関:株式会社マクロミル

参考資料

石倉 博子