通信費の見直しに「踏み切れない」理由とは

同調査では、「インターネット回線通信費」の見直しを行いたいと思っている人に、実際に見直しを行ったかを聞いています。

出典:株式会社ALL CONNECT「新生活のタイミングで見直しを行いたい家計の固定費に関する調査」より抜粋

8割以上の人がすぐには見直しをする予定はないと答えています。

「すぐに見直しをしない」のはなぜ?

では、すぐに見直しをしない理由はなんでしょうか。

出典:株式会社ALL CONNECT「新生活のタイミングで見直しを行いたい家計の固定費に関する調査」より抜粋

一番多かった回答が「調べるのが面倒だから」(49.9%)、次に「契約期間による解約費用が発生するから」(43.2%)、「乗り換え時に初期費用が発生するから」(31.0%)と続きます。

面倒という理由の以外をみると、解約費用と初期費用の発生が見直しを躊躇させていることがわかります。

「2年縛り」という壁

スマートフォンサービス各社では2年縛りといって、2年ごとに契約を更新していくシステムが一般的になっています。

2年未満で契約を解除したり、更新月以外で解約したりすると違約金が発生します。また、端末を分割払いで支払っている場合は、解約によって残りの残金を一括で支払うか、引き続き分割で支払うかを選びます。

このような解約に伴う費用ですが、携帯各社のシェア争いによって、契約期間の縛りをなくす企業が出てきたり、総務省によって解約金の上限1,000円までとするガイドラインができたことで、以前よりも乗り換えがしやすくなったといえるでしょう。