老け顔や顔のシワをなぜ避けるべきか、おわかりいただけるのではないでしょうか。たかが頭蓋骨のこわばりだろう、と甘く見ないように。

そもそも老け顔というのは、女性だけの敵ではありません。顔の造形ひとつで、信頼感を与えたり、逆に不信感をもたれたりするものです。人に好印象をもたれるかどうかは、眼圧次第と言っても過言ではありません。

手のひらは「おうち時間」の最高の癒し道具

さて、それでは頭蓋骨や眼窩のこわばりをほぐすには、どうすればよいのでしょう。私のサロンへお越しになる方には、手のひらを使った「眼圧リセット」マッサージをおすすめしています。

手のひら、なかでも「母指球(ぼしきゅう)」を利用して行うマッサージなので、オフィスでもお風呂でも、気軽に行えます。

母指球の位置


そもそも私たちの手のひらからは「癒しの力」が出ています。先人たちはそれを「気」「磁気」「電気」などと解釈し、暮らしに活かしてきました。

聖書の中でキリスト様が、仏典においてお釈迦様が、人の体に手を当て、病気を治すシーンがよく出てきます。それは特別な人だけに限らず、誰でも行えるケアだったようです。その証拠に、「手当て」という言葉が現代まで残っています。

たとえば頭痛や腹痛のときに、誰かに手を当ててもらっているうちに、なぜか症状が和らいだ経験のある人もいるのではないでしょうか。

「鼻が高くなる!」美容にも役立つセルフケア

それでは、実際にマッサージを体験してみましょう。

今回ご紹介するのは「鼻骨ほぐしマッサージ」です。おでこの骨(前頭骨)を押し上げて、埋もれている鼻骨を引き出すセルフケアで、眼窩などのゆがみを整えてくれます。

やり方は次の2ステップです。