仕事についても、急に正社員になるのは簡単ではないでしょうが、パートや在宅ワークであっても保育園の入所基準となる勤務時間を満たすと申し込みができます。ただし、待機児童が多い場合は基準を満たしても入所できない場合があるので、注意しましょう。
実際に筆者は在宅ワークをしていたため、まずは一時保育を利用し、仕事量が増えてから保育園を利用するようになりました。周囲に頼れる人がいない場合こそ、在宅ワークでスロースタートするのは育児中でも取り組みやすいやり方でしょう。
支えになるのも家、仕事、保育園
離婚前に探すのは大変ですが、支えになってくれるのも家と仕事と保育園です。別居をすれば精神的ストレスも減りますし、仕事は一番の安心につながるでしょう。
また、保育園に預けるということは、先生も一緒にわが子を見てくれるということです。子どもが自分以外に慣れ親しんだ大人ができるわけですし、先生もプロですから、さまざまなことに気付いてくれます。育児の不安があれば積極的に相談したり、アドバイスをもらってください。
市役所やマザーズハローワーク、弁護士、保育士といたプロへの相談は、初めはハードルが高く感じます。しかし相談することで、新たな選択肢を提案してくれたり、情報提供してもらえたり、アドバイスをもらうこともできます。まずは相談し、自分にできることから始めてみましょう。
参考資料
- 平成28年度全国ひとり親世帯等調査結果報告(厚生労働省)
西谷 都