年齢別に見る貯蓄額「平均値と中央値の差」いくらあるか

年収を上げる以外に貯蓄を増やす方法は?

年収を上げる以外に貯蓄を増やす方法は、どんな方法があるのでしょか?

皆さんは、最近よく「つみたてニーサ」や「イデコ」という言葉を聞かれることが多いと思います。

これらの制度は国の税制優遇制度で、投資への積極的な参加を後押してくれているとも言えるでしょう。

ちなみに金融庁が発表した「人生100年時代における資産形成」(平成31年4月12日)をみると、以下の様に書いてあります。(一部抜粋)

現役世代(特に30代・40代)の収入・貯蓄の減少

  • 現役世代については、収入が減少傾向。金融資産額は30代・40代の家計を中心に減少しており、資産形成が十分に行えていない。

日本の家計貯蓄率はOECD平均より低い

  • 日本の家計貯蓄率、高齢化等を背景に低下傾向にあり、2.6%とOECD平均4.8%より低い。

日本では運用リターンによる金融資産額の伸びが小さい

  • 1998年からの20年を見ると、米国・英国では、それぞれマクロの家計金融資産は2.7倍、2.3倍へと伸びているが、日本では1.4倍に留まっている。背景として、運用リターンの違いも大きく影響していると分析される。

日本では効果的な資産形成が行われていない※主に20~40代の金融資産の伸び率を比較

  • 米国では、退職口座(IRA,401(K)等)、投資信託を中心として、現役時代から資産形成を継続した結果、金融資産は20年間で8倍強に増加。
  • 日本では、貯蓄率が低下傾向にあり、かつ、預貯金の割合が高いため、20年間で2倍程度にしか増加しておらず、効果的な資産形成が行えていない。

 

日本は金融先進国の米国や英国と比べて、資産形成が効率的に行われておらず、金融資産の増加率が他国に比べて非常に低い状態になってしまっていることが指摘されています。

どの側面から見ても、日本の状況は諸外国の資産形成状況よりも遅れをとっている感が否めません。

なんとかこの状況を打開するために税制上のメリットを付与したのが「つみたてニーサ」や「イデコ」と言えるでしょう。

コツコツと長い時間をかけて運用をした方が圧倒的に金融資産を増やせるのは、諸外国の例から見ても明らかなようですね。

まとめにかえて

資産を増やすために投資をするのは間違いではありませんが、投資にはリスクがあります。

投資を行う際には、それぞれの状況や考え方によって、選ぶべき方法が異なります。

まずは、知識や経験が豊富な金融の専門家に相談するところから、第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。

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執筆者
佐藤 雄基

法政大学経営学部卒業後、大和証券株式会社に入社。国内外株式、債券、投資信託、保険商品の販売を通じ、個人、法人顧客向けの資産運用コンサルティング業務に約11年間従事する。大和証券退職後は、不動産ベンチャーのGA technologiesに入社。一貫して金融業界に携わり、豊富な金融知識を活かし、卓越した営業成績を残す。現在は、個人向け資産運用のサポート業務を行う。顧客のニーズを的確に判断し、専門的でありながらも、わかりやすいアドバイスが強み。AFP(Affiliated Financial Planner)、一種外務員資格(証券外務員一種)を保有。