目の前の誘惑に弱い

「意外と多いのは、1回1回はそこまで大きなお金を使っているわけではないのに、個人再生や自己破産にまで至ってしまうケース。ファッション代や飲み代などの積み重ねでいくつもの会社からお金を借り、自転車操業に陥ってしまうのです。収入の少ない若い人にも見られます」(Iさん)

収入を上回る買い物を繰り返してしまう、好きな人に頼まれたらお金を払ってしまう、支払いに回すはずだったお金を浪費してしまうなど、「目の前の誘惑に弱い」人は要注意。ギリギリの生活で普段はなんとか過ごしていても、事故や病気といった予期しない多額の出費があった際に破綻してしまうことも考えられます。

お金を使いすぎてしまう、毎月いくら出費しているのかきちんと把握していないという方は、まずは自分の収支を確認してみましょう。スマホのアプリなど簡単な方法で家計簿をつけることもできるので、まずは入ってくるお金と使ってしまうお金を把握し、バランスをとることが先決です。