誠意がない
「連絡がつかなくなったり、約束を破ったりする人にはいい印象を持てません。連絡がつかなければ、フォローのしようもないですから。やはり、状況をきちんと伝えてくれるなど誠意ある対応をしてくれる人のことは、信頼しようという気持ちになるものです」(Mさん)
危機的な状況に陥ったときこそ、人の本質は表れやすくなります。問題から逃げたり嘘で取り繕ったりしても、結局はその場しのぎにしかなりません。これは日常生活でちょっとした失敗をしたときも同じです。問題を放置したことで、あとあと取り返しのつかないことになった経験をした人も少なくないのではないでしょうか。
仕事・プライベートのどちらでも「誠意のない人」は周りの人々を遠ざけてしまうおそれがあります。日頃から周りの人を大切にしている人は、ピンチのときにも助け船が出てくるものです。
家計管理も同じ。お金は暮らしそのもの
お金をやりくりするという点では、家計管理に関しても同様のことがいえます。目の前の誘惑に惑わされ、支出が収入を超えるような家計を続けていてはすぐに生活が破綻してしまいます。そして危機的な状態になったことを隠したり嘘をついたりしては、取り返しのつかないことになりかねません。
目の前の状況だけを見てお金をやりくりするのではなく、きちんと見通しをもって行動し、いざというピンチをどうするかを知識として持つだけでも将来は変わってくるはずです。
お金のことを考えるというのは、暮らしや仕事と向き合うことにつながります。「お金が貯まらない」と考えている方は、今一度自分の暮らしそのものに目を向けてみてもいいかもしれませんね。
参考資料
古谷 梨子