「災害で住宅ローンが返済が困難」どうすればよいか

住宅ローンを返済中に大規模災害が起こった場合、倒壊した住宅の返済が難しくなることが想定されます。

再び新築住宅を取得しなければならない場合、二重ローンに苦しむことになるかもしれません。

大規模災害で住宅ローンの返済が難しくなった場合には、住宅ローンを利用している金融機関に相談しましょう。

「自然災害による被災者の債務整理に関するガイドライン」により、住宅ローンなどの免除・減額を申し出ることができます。

このガイドラインの手続き着手を希望することを金融機関に申し出ることにより、弁護士など「登録支援専門家」の支援を無料で受けることができます。

また、個別の状況にもよりますが、財産の一部を手元に残して債務の整理が可能です。

さらに債務整理をしたことが個人信用情報に登録されないため、新たに住宅ローンなどの借り入れをする場合に影響が及びません。

ちなみにこのガイドラインは新型コロナウイルス感染症の影響でローンが返済できない個人・個人事業主で一定の要件に該当する場合も利用できる場合があります。